歯ぎしり
歯ぎしりとは睡眠中、無意識に上下の歯をギリギリとすり合わせたり、グッと食いしばったりすることを言います。
歯ぎしりは、睡眠の最も深い時期に無意識に起きていることが、最近の研究でわかってきました。
なので自分で気づかないのがほとんどです。他の人に指摘されたりした場合は要注意です。
歯ぎしりは、そのままにしておくと歯だけでなく顎関節症や肩こり、
頭痛など全身に様々な症状を引き起こすことがあります。
下記のような症状がないか、チェックしてみてください。
【歯ぎしり自己診断法】
・起床時に頬の筋肉や、耳の前あたりに痛みやこわばりがある。
・むし歯でないのに歯が痛い。
・歯が短く、先がまっすぐ平らになっている。
・知覚過敏でしみる歯が多い。
・歯の詰め物がよくとれる。
・よくみると歯に亀裂がある。
・歯の根元がえぐれたみたいに削れている。
【歯ぎしり軽減法】
・ナイトガード(マウスピース)の装着
寝る時にマウスピースを装着することで、歯や顎にかかる負担を軽減させることができます。
歯科医院でお一人お一人の歯並びに合わせた物を作製します。
・口のまわりのマッサージ
指で両頬を5分程度、比較的強い力で押したり回したり、コリをほぐすようにマッサージする。
緊張している筋肉の凝りをほぐし、口の周りの筋肉をリラックスさせます。
・就寝時の姿勢
枕が高かったり、枕の一部分に頭の上方を乗せて寝ると歯ぎしりしやすいので、低い枕に首の付け根まで乗せ、顎を上に向けて寝る。
歯ぎしりは、普段よりもストレスを強く感じている時に、よりひどくなる事も分かってきました。
新しい職場になったり、学校でクラス替えになったときや、季節の変わり目で寝苦しくなった時なども要注意です。
たかが歯ぎしりと思わずに、気になる症状のある方は是非お気軽にご相談ください。