顎関節症と肩こりの関係について
寒くなってくるこの時期、朝起きたときになんだか肩が凝っているなーと感じたり、最近ずっと肩こりが続いている感じがする…なんてことはありませんか?
肩こりの原因は姿勢や疲労など様々ですが、その一つに「顎関節症(がくかんせつしょう)」という病気があることをご存知でしょうか。
今回はそんな「顎関節症と肩こり」の関係についてご紹介します。
■顎関節症の主な症状は?
顎(あご)の関節付近で、下記のような症状が現れます。
・痛みや不快感がある
・何となく顎まわりに張りがあったり、鈍痛がある。
・口の開けにくさがある
・口を空けた時に顎がかくんとする
■顎関節症の原因は?
・かみ合わせが悪い
・歯を食いしばったり、歯ぎしりをしたりする
・片方だけでかむ癖がある
などなど、原因はさまざまですが、実は睡眠時や日中の食いしばりに大きな原因があることがわかってきました。
急に寒くなって布団の中でちじこまったりしやすいこの時期は、顎関節が増加する時期でもあります。
■顎関節症と肩こりの関係は?
顎関節症になってしまうと、顎をはじめ首や肩などの筋肉が緊張し、血行不良が起こりやすくなります。
また、筋肉の緊張によって姿勢が悪くなることで肩こりが悪化したり、慢性化に繋がったりすると言われています。
「顎関節症だから肩がこる」と一概には言えませんが、顎関節症が改善されたら、肩こりが軽くなることも少なくないようです。
顎関節症は、ストレスの大小で症状の軽い重いが変化します。
気になって思い悩むと、症状も悪化しやすいので、思い当たる症状があれば当医院に気軽にご相談ください。