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コラム~歯の常識・非常識

新型コロナウイルス対策としての口腔清掃

ついに愛知県でも、県独自の宣言という形ではありますが、緊急事態宣言が出されることとなりました。
新型コロナウイルスが猛威を振るう中、自宅で出来る予防策として、手洗いうがいに加え、実は普段以上に口腔清掃を徹底することも非常に有効なのが知られています。

 

 

今回の新型コロナウイルスの体内への侵入経路は、インフルエンザウイルスと同じく鼻と口であることが多いため、ここで細胞へのウイルス感染を食い止めることが水際対策として重要になってきます。
うがいをこまめに行うことは、この鼻や口から侵入したウイルスを洗い流すことが目的で推奨されています。

 

 

ではもう一つ有効な手段、口腔内を清潔な状態にしておく事の意義はどこにあるのでしょうか・・・・?

 

 

ウイルスはそれ単体では増殖することはなく、体内の細胞に侵入してはじめて増殖できるメカニズムになっています。
そのままでは、ウイルスは細胞には侵入しにくいのですが、それを手助けしてしまうタンパク質分解酵素が私たちの口の中には存在してしまっています。
一体どこにそんなものがあるのでしょうか?

 

 

実は不衛生なお口のなかに蓄積したプラーク、その中ひそむ病原性細菌、これらがタンパク質を分解する酵素を出しているのです。

 

 

コロナウイルスが私たちの細胞へ侵入するためには、このタンパク質分解酵素が必要であり、タンパク質分解酵素による作用が無ければ細胞への侵入、つまり感染は起こりません。
そのため、コロナウイルス感染予防として、普段以上にブラッシングをしっかりと行い、タンパク質分解酵素を出す細菌、およびプラークを除去しておくことは非常に効果的な方法と言えます。
(実際のデータとして、65歳以上の高齢者、約90人を口腔衛生指導と清掃を行ったグループと、そうでないグループにわけて、調査した結果、インフルエンザの罹患率には実に9倍の差があったそうです。)

 

 

具体的な口腔清掃には、歯のブラッシングだけでなく、舌のクリーニングも含まれます。
舌の表面に溜まる白っぽい苔のようなものを舌苔(ぜったい)といい、これは口腔内の粘膜上皮が垢となって剥がれ落ちたもの、食べカスなどが舌の上にある細かい凹凸に蓄積したもので、これらが腐敗していく中で細菌が繁殖し、口臭の原因になったりします。舌苔で繁殖した細菌もプラーク内の細菌と同じように、コロナウイルスの細胞への侵入に必要なタンパク質分解酵素を出すため、舌のクリーニングも重要なのです。

 

 

コロナウイルスの感染拡大には3つの密を避けること。
ご自身の新型コロナウイルス感染を予防するには、手洗い・うがい、ブラッシング・舌クリーニング、もしくは歯科でのクリーニング、、この5つをセットで考え、感染を防ぎながら、自分自身の免疫力を高めることも行っていきましょう。
喫煙者の方は、この機会に禁煙してみるのも良いのではないでしょうか。

 

 

以上を意識して、事態の収束まで、元気で健康に過ごすよう、お互いに心掛けていきましょう。

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