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コラム~歯の常識・非常識

舌苔(ぜったい)について

今回は、健康のバロメーターのひとつ『舌苔(ぜったい)』についてお話しします。

■舌苔(ぜったい)とは
舌先と舌の縁を除いた舌の奥の方から手前にかけて、
うっすらと白っぽくなっているのが舌苔です。

舌の表面にある粘膜上皮は新陳代謝が盛んで、食べ物が接触したり、歯と触れ合ったりするとはがれます。
はがれた粘膜上皮や食べ物のカスなどが舌の表面にある糸状乳頭に付着し、そこへ口の中の細菌などが繁殖すると舌苔となります。

■舌苔の色や厚さによって体調がわかる
舌苔といっても厚さの程度や色は、さまざまです。ケース別に原因を挙げてみると・・

(1)舌苔が白っぽいとき
疲れた時や代謝が悪い時などは、白い舌苔が厚くなります。
舌の縁や裏側が白くなっている場合は、白板症という病気の可能性があります。
この病気はガン化しやすいといわれていますので、もしそういう症状が見られる場合は、一度口腔外科や耳鼻咽喉科で診てもらうとよいでしょう

(2)舌苔が黄色っぽい時
黄色っぽい舌苔が厚く付着している場合、喫煙本数が多いか、慢性胃炎や消化不良、胃下垂気味だと考えられます。

(3)舌苔がまったくない時
舌苔がまったくないツルツルの状態も健康的とはいえません。
内臓の病気が悪化したり慢性化した場合や、栄養状態が悪い場合、糸状乳頭全体が萎縮して舌苔がなくなることがあります。

■過剰な舌苔は口臭の原因に
舌苔が厚くなると、口臭の原因となることがありますが、ある程度の舌苔は健康のために必要です。
舌苔の除去は、舌苔が厚く積もり、舌の中心に溝ができて味覚が鈍っているような場合にのみ行うようにしましょう。

また、舌苔を除去する金属のヘラやブラシなどが市販されていますが、舌を強くこすると粘膜を傷つける恐れがあるので
意が必要です。
まずは、舌苔の原因を探り、元になる病気や体調不良を改善することが大切です。

■まとめ
舌苔のチェックを行うことで、その時の自分の体調を把握することができます。
ぜひ、健康状態を把握するためのひとつのバロメーターにしてみてください。
もし気になることがある場合は、クリニックで相談してみてください。

052-401-4618
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