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コラム~歯の常識・非常識

オーラルケア、してますか?

みなさんは今、何本の歯がありますか?
大人の歯は、親知らずを除き、上の歯と下の歯をあわせて28本あります。
80歳の段階で、ご自分の歯が20本残っていれば、充分に噛む力が保たれ、食事を楽しめるといわれています。
日本歯科医師会が行ってる8020運動はこれを目標として掲げています。
そのためには、日ごろから口の中の清掃、管理をしっかり行う必要があります。
この機会に、オーラルケアの大切さを知っておきましょう。

■虫歯になるしくみとは?

口の中には、ミュータンス菌などの虫歯になる原因菌が常に存在しています。
この虫歯菌が、食べ物に含まれている糖分を栄養にして歯の表面にねばねばしたプラーク(歯垢)を作ります。
つまり虫歯とは、虫歯菌がこのプラークから酸を作り出し、その酸によって歯が溶かされてしまう状態のことをいいます。

虫歯は自然に治癒することのない病気で、放っておくと痛みは感じなくても、どんどん進行悪化します。
エナメル質→象牙質→神経→歯根と進行し、歯を抜かざるをえなくなる状況になってしまいます。

■虫歯や歯周病は予防が大切!

最近、日本では、虫歯や歯周病を未然に防いで、歯やお口を健康に保つ「予防歯科」に注目が集まっています。
「予防にまさる治療なし」・・昔から言われているとおりです。
治療によって歯を削らないためにも、まずは「予防」を徹底しましょう。

(1)正しいブラッシングでプラークを取り除く
虫歯も歯周病も、プラークを取り除くことが最大の予防となります。
歯ブラシでどこを磨くかということと、磨き方をよく知ることが大切です。

(2)軟らかくて糖分が多いものは控えめに
ケーキなど、軟らかくて糖分が多いものはどうしてもプラークがつきやすくなるので、そうしたものばかり食べないようにしましょう。
特に、寝る前に糖分が多いものを食べた後は、歯みがきとうがいをして十分口の中の掃除をしましょう。

(3)硬いもの、食物繊維の豊富な食品を食べよう
硬いものや、食物繊維が多いものは、歯に汚れがつきにくく、プラーク除去にも効果的です。
欧米では歯磨きにリンゴを食べる習慣もあったみたいです。
また噛むことによって、顎の骨の発達や脳の働きを促します。

(4)喫煙を控える

タバコの煙に含まれる、ニコチンは歯肉の毛細血管を詰まらせ、免疫力を低下させる働きがあります。
傷や、炎症が治りにくくなり、歯周病は喫煙しない方に比べて悪化し易くなります。
また、治療後の治癒も遅くなる傾向にあり、口の中の粘膜がんの発生頻度も高くなります。
百害あって利なしですのでこの機会に、禁煙をおすすめします。

(5)定期的に歯医者さんでプラークと歯石を取り除いてもらおう

虫歯も歯周病も早めの治療が肝心です。
自分ではどうしても磨けない、磨き残してしまう部分は結構あります。
固まってしまった歯石はご家庭の歯ブラシでは除去できません。
また、ご自分ではきずかないうちに、小さな虫歯ができてることもあります。
定期検診を兼ねて、2~6ヶ月おきに歯医者さんでプラークと歯石を除去してもらいましょう。

いかがでしたか?
きちんとオーラルケアを行って、80歳まで20本の歯を保てるように心がけてみてはいかがでしょうか。

052-401-4618
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